会長あいさつ

 

ごあいさつ                                                                                      

                                                          福岡教育大学後援会

                                                            会長 髙野 朝幸  

 本年度、柴田前会長の後任として福岡教育大後援会の会長を務めさせていただくことになりました。私は、県立高校で校長をしておりますので、これからの教育界を担う人材を育てる大学のお役に立てて光栄に思っています。本年度も会員の皆様のご意見をいただきながら会を運営してまいります。ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。 

 さて、昨年度末からの新型コロナウィルス感染拡大に伴いまして令和2年度後援会総会及び各地区での保護者説明会を中止とさせていただきました。大学と協議し、参加される会員の皆様の安全を確保できない状況にあると判断し決定いたしました。それに伴い本来であれば総会で承認いただく内容については会長の一任とさせていただきましたことについて皆様の御理解と御協力に感謝申し上げます。また、今後の行事につきましても感染拡大の状況等を踏まえて実施の判断をしていくこととなりますのでよろしくお願いします。大学では5月11日からオンライン授業が行われています。私の娘は接続がうまくいかず戸惑っていたようでしたが、これまでと違った雰囲気の中での講義を楽しんでいたようでした。皆様のお子様はいかがだったでしょうか。今後は緊急事態宣言が解除され、少しずつ元に戻ってくると思いますが、感染拡大防止を意識した生活を心がけることとなりこれまで通りの大学生活とは異なるものになることが予想されます。会員の皆様におかれましても令和3年度教員採用試験が近づいておりその準備が十分できているか、教育実習はいつ実施できるのか等お子様の大学生活や将来の進路について例年以上に大きな不安を抱えていることと思います。お子様の大学生活や教員採用試験等について大学に伺いたいことや御意見等をメールで後援会事務局に送っていただければ大学と調整して回答をしたいと考えています。

 私自身、30年を超える教員生活の中で今回の新型コロナウィルスの感染拡大に伴う対応は初めてのことばかりです。何が正解なのかわからない状況の中で判断し、子供達の学びを止めないために学校の教職員と一丸となって取り組んでおります。同時に東日本大震災や台風等による自然災害が起きるたびに被災された方の苦しみを理解しているつもりでいましたが、実際に自分自身が「今ある当たり前」を失うという経験をすることによりその理解が自分事になっていなかったと考えさせられました。この経験は、お子様にとっても今後の生き方・在り方を変えるものになるのではないかと考えます。是非、プラスにしていただきたいと願います。 

 最後に、後援会は、福岡教育大学出身の学生を、九州各県・全国に信頼される教員として送り出すことができるように、学生と大学を支援する「一番の応援団」として、活動を行ってまいります。 

 本年度も引き続き、後援会活動へのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。